2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

放射線治療後③、そして年末年始

かさぷたや脱皮(笑)と闘っているうちに、お正月に突入。例年どおり実家に帰ったけれど、年が暮れていくのも、新しい年を迎えるのも、特別な気持ちで過ごした。 放射線治療の火傷症状はまだ残っているけれど、入院したり、毎日通院したりの大きな治療はひと…

放射線治療後②

かさぷたまでいかない部分は、自然と表面の皮が剥がれてきた。下に新しい皮膚ができて、古い皮膚が剥がれ落ちるような、なんだか、部分的に脱皮している気分(笑)。本当に、全てがまるっと、衝撃なことに、乳首までもが一皮むけた。 剥けている最中は、見て…

放射線治療後①

解放感に浸ったのも束の間、病院で予言されたとおり、皮膚の状態は、放射線照射が終わってからが一番辛かった。世の中がクリスマスで華やいでいる中、人知れず「いててて・・・」とつぶやく日々。放射線を照射した部分、つまりは右胸全体から腋の下にかけて…

放射線治療の途中経過③

治療も終盤に差し掛かると、患部の赤みは強くなって、ヒリヒリ感が強くなっていた。それでもまだ、仕事にも支障が出ない程度。軟膏で痛みが少し和らいでもいた。この辺りには、「私のおっぱい、どうなっちゃうんだろう。。。」と心配になっていた。いずれは…

放射線治療の途中経過②

治療中は、週に1回、先生の診察があった。4週目に入ったあたりだったか、診察の際に、先生から「あ~、少し赤みが出てきてますね。塗り薬出しておきますね。」と。その頃からは体感的にも、患部が常に熱を持った感じがしていたが、まだ痛いというほどではな…

放射線治療の途中経過①

最初の3、4日は、大きな変化もなく過ぎていった。放射線を当てた部分は、見た目は特に変わりなく、触ると、少し熱を持ってきたかな?という程度。あぁ。機械からは光も熱も出ていなくても、本当に放射線は出ているんだ、と実感した。 1週間、10日と経つうち…

放射線治療開始

翌週から、いよいよ放射線治療が始まった。お昼前の時間で固定で予約を入れ、時間休をとり、平日毎日、25回連続して通うこととなる。 それまでは、抗がん剤治療もなく、手術も2泊3日で済み、仕事も普通にしていたので、あまり「患者」という感覚がなかったの…

放射線治療の準備

11月の始め、B病院の放射線科を受診。ほかの科は人が溢れているけれど、放射線科の前は、あまり人がいない。ま、そうだよね。元気そうな女性が数人、談笑しながら座っていて、「同じ病気の先輩かな?」と思った。 どんな治療になるのか、何をするのかまっ…

手術後1か月の診察

1か月経過の診察。まずは先生に、「なんか、傷から茶色い液体が出てきたんですけど…。ニオイもする気がするんですけど…」。診察台に横になり、傷を診察する。先生が「あ~。内側の糸が見えてますね。抜きますね。」と言いながら、手早くピンセットなどを準備…

手術の傷の治り具合

胸の内側の痛みは、少しずつ、少しずつ、薄くなっていた。代わりに、表面の傷が痛くなっている気がした。でも、テープを無理に剥がすのは怖い。 傷の痛みはちょっとずつ強くなっている気がしていたが。術後1か月の診察の数日前になったら、なんだかテープに…

手術後の体調

手術後は、傷の奥が、時々、少し痛むような気がした。内側を切ったり縫ったりしてるのだから、そんなもんだろうと思っていた。腕は、普通に上にあげることができた。傷の藍色は、4、5日で消えていった。ほっ。 一つ想定外だったのが、バッグを肩に掛けるのが…

翌日手術

翌朝、寝不足で頭スッキリとはいかないけど、痛みはほとんどなくなっていた。起き上がっていても、吐き気まではしてこないけど、少し冷や汗が出る感じ。もうしばらくゆっくりしていたいな…という感じ。そして、7時半ごろかな?先生が来て、体調の確認やテー…

いよいよ、手術

朝、6時半頃に目が覚めた。ベッドでもさもさしていたら、7時半頃かな?先生が来て、手術前のエコーをさっとしていった。先生、朝早くから大変だな~。その日は絶食なので、顔を洗って、コンタクトもしないでゆっくり過ごす。看護師さんが、体調確認や点滴を…

いよいよ、入院

入院は2泊3日、先生からは、事務職ならすぐに職場復帰も可能と言われていたけれど、体力に自信がないので、職場復帰は2日後にしようと思った。しかし、上司がもう1日は休めと(笑)。そりゃ、びっくりするよね。私もびっくりしたもの。先生からは、手術の…

手術までの経過

手術までの3週間は、お盆が入ったこともあって、バタバタと過ぎていった。実家に帰省したが、病気のことは父には報告しなかった。子供の頃からのあれこれで、父との間には確執があったが、母が亡くなってからはそれも薄まってきていて…でも、言えなかった。…

転院後の診察

X病院での診察は午後だったので、午前中の飛行機で移動した。熱気と観光客であふれる祭の中を潜り抜けて空港に移動したけれど、祭の賑わいが、なんだか遠い世界に感じられた。映画館でスクリーンを見ているような、ガラス越しに違う世界を見ているような、そ…

転院

首都圏にあるX病院の先生が、HPで公開で質問を受け付け、回答していた。それを見ると、ガイドラインの標準治療では何をするかが論理的で明快に説明されていて納得のいくものだった。さらに、他病院でがんと診断された人の転院も積極的に受け入れていたので、…

知人の情報

これからどうしようか・・・と思っていた。転院するにも、県内じゃ一番大きい病院を拒否して、受け入れてくれる病院あるんだろうか、とか、離れた場所だとどうやって手術や治療を受ければいいんだろう、とか、ぐるぐるしていた。そんな時、昼休みに、ロビー…

総合病院での受診②

水曜日も午前中休暇を取って、A病院に。この日は、前の日とは違う先生だった。ちょっと、冷たいような、機械のような先生で、ちょっと引いた。 最初の病院では、マンモグラフィには何も映らなかったけど、この病院のマンモグラフィには、うっすらと映ってい…

総合病院での受診①

火曜日、A病院へ。ほぼ初めてだったので、乳腺外科はどこに行けばいいのか、紹介状はどこに出せばいいのか、全てが手探り。予想通り時間が掛かり、診察室に呼ばれたのは、1時半を過ぎていたと思う。 まずは触診。若い先生で、口調も優しく丁寧で、少し安心し…

乳がん生検の検査結果

検査から1週間後の金曜日の夕方、病院に電話。事務の女性が、検査結果は出ていると教えてくれたけれど、「少々お待ちください」とのこと。少し時間を置いて、「明日の朝イチであれば予約が取れるので、結果を聞きに来てください」と言われ、「わかりました」…

乳がん生検当日

職場では同僚が入院して、その穴埋めの仕事もする必要があり、生検の予約が取れた のは、初回の受診から1か月以上たってからでした。 予約は13時から。1日休暇を取り、午後イチで病院へ。本格的に夏が始まった頃で、暑さで汗が滲む上に、「針刺すんだ…」と…

受診初回。「何かある」

その病院で乳がんの検査をしてくれるのは、女医さんでした。 まずは触診。例年の職場の触診のように、丁寧に触っていきますが、「しこりみたいなものがあるけど、乳腺のようでもあるし…。悪いものではなさそう」。 次は、初めてのマンモグラフィ。それまでは…

乳がん発見のきっかけ

20代の頃は、生理周期によって、胸が張ったり、痛くなることがしょっちゅうありました。柔らかいしこりができることもあったけど、生理が終わると、すっと引いていく感じ。 30代も後半に入ってからは、そんなことも少なくなり、「なんだか胸がふにゃっとして…

私の乳がんのタイプと治療内容

〇乳がんのタイプ ・種類:粘液がん ・サブタイプ:ルミナルA ・ステージ:2b 〇治療内容 ・右乳房温存手術 ・放射線照射25回 ・ホルモン療法(半年程度で休薬)

「乳がん」と診断されて

「乳がん」の摘出手術をしてから、3年ほどが経ちました。 今、私は元気に生活しています。 身近に同じ病気の経験者がいなかったので、 手術を受けたらどうなるか、放射線治療やホルモン療法を受けたら 体調がどうなるか、何もわからず、不安でした。 独身ゆ…